小説『彩雲国物語』のネタバレ感想|ラストを考察!

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こんにちは、有原みづきです。

今日は、彩雲国物語について感想を書いていきたいと思います。

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彩雲国物語のあらすじ【ざっくり】

古代中国に似て非なる国、彩雲国。

名門・紅家のお嬢様でありながら、なぜか貧乏な紅秀麗。

とあるきっかけで国で初めての女性官吏になった秀麗は、天然ボケの王様・劉輝の求婚もけっとばし、国のために駆け回る!

古代中華風ファンタジーです。作者曰くあくまで「風」。

小説『彩雲国物語』のネタバレ感想

終わってしばらく経つ彩雲国物語ですが、ちょっと改めて感想を残しておこうと思います。

小説『彩雲国物語』本編のネタバレ

未曾有の大災害・蝗害。御史である秀麗は、縹家の協力を得て蝗害を鎮めます。

瑠花姫は羽羽さまとともに、結界の修復作業のために人柱となりました。

幼少期から体が弱く、官吏になってからも男以上の働きをして過労だった秀麗。彼女の体は、仙人である母親・紅仙によってなんとか命を永らえさせていました。しかし、清浄な空気である縹家の敷地を出れば、もうあと1日しか保たない命と宣告を受けます。

ですが、彼女はあくまで「王・劉輝の官吏」として、残り少ない命をもって劉輝のもとに駆け抜けます。

一方、劉輝は王座を獲ろうとする旺季との決戦に赴きます。

「戦を起こしてでも」王座を望んだ旺季。

「戦を起こさない」決意で王座を守りたい劉輝。

 

二人は、王座を賭けて一騎打ち。

最終的に旺季との一騎打ちに勝ち、無事王位を守った劉輝。

旺季派である晏樹の策略によって戦になりかけますが、彩七家のうち5家を手中に収めていた悠舜の帰還により、事なきを得ます。

悠舜、すげえ!!

でも旺季さまへの言葉がせつない、、、

尽きゆくばかりだった秀麗の命も、朔洵が死に際に保存していた魂を返還したおかげで無事永らえます。

悠舜の病気も仮病だということがわかり、大団円。

十三姫は隼と、楸瑛は珠翠とくっつく希望が、そして黎深夫妻には妊娠がほのめかされ、みんなみんなハッピーエンド。

秀麗は29歳で結婚するまでは官吏として活躍し、30歳で子供を生んで亡くなります。

小説『彩雲国物語』ネタバレ感想

ここまでが、本編のお話。

波乱万丈な大長編だったわりに、最後は綺麗に、少しあっけないくらいにまとまりました。

実は初めて読んだときは、「ええ?」と思っちゃったんですよね。

「ご都合すぎない?」って。

そりゃ小説なんですから、奇跡が起こったって、ハッピーエンドがあったっていいと思います。でも、彩雲国物語はここまでものすごく重く、逃げ道も許されないような展開が続いてきていたじゃないですか。

それが、最終巻で怒涛のようなサブキャラの登場で話が進み、どうにもならない場面は縹家の超能力でどうにかなる。(まぁ保険としてみたいでしたが)

メインキャラは途中から迷子。絳攸はまだしも(←ひどい)清雅まで舞台から消えます。

まぁでも大長編だったし、終わりはこんなもんかな、、、

広げた風呂敷をたたむのはめっちゃくちゃ大変なことなのだろうし、仕方ないのかな。

あとがきで、雪乃紗衣先生が、「真っ白な原稿を前に、自分の無力さを感じて泣いてしまうこともあった」と書いていました。

それは、読んでいても伝わるところでありました。

雪乃紗衣先生は、この文章を、この物語を、すごくすごく身を削って書いている。苦しみながら生み出している。

そんなふうに感じる、苦しさがありました。

だからきっと、まとまったのはすごいんだな

なんせ8年の長い連載だったし、、、

というふうに、ちょっと諦めたような終わりを感じていたんですよ。

「骸骨を乞う」を読むまでは!!

これ!!これを読んだら!!!

彩雲国物語の結末はこれこそが「完成」!!!だと思った!!!

仄暗い薄闇の心がいとおしい、そんな文章がたくさんあって、「ああ、これが彩雲国物語の結末だ」と感じます。

この本では、結局悠舜は仮病ではなく本当に死に際であることが明かされます。

劉輝は、薄闇の心を明け渡した彼が死ぬこと、自分の側から離れることを激しく拒絶しますが、悠舜は亡くなります。(タイトル「骸骨を乞う」=辞職を願い出る、はここからきていますね)

他にも、晏樹さまと旺季さまの出会いから終わりまで、そして「悪夢の国試組」が国試に挑むまでのひと騒動、劉輝と秀麗の結婚生活が終わるまでが描かれています。

悠舜の亡くなる際の劉輝の慟哭とか、もしかして身勝手かもしれないけど薄闇の心を明け渡したからこその執着が、悲しいけどとても好きでした。

彩雲国物語の結末とラストについて考察してみる

凌晏樹の結末について

晏樹さまは、『骸骨を乞う』を読んで、その内面を知って好きになりました。

旺季さまを結局殺さなかった晏樹さま。最後まで看取った彼の心にあったのは、結局なんだったんでしょうか。

家族愛、というにも、複雑すぎる気がしますね。彩雲国物語は「名前の付けられない感情」が描かれているところが好きなんです。

「悠舜ほどじゃないけれど、僕もけっこう嘘つきだから、いいよね」ってセリフが好きですね。

処刑人、なんて異名がつくくらい酷薄な一面をもつのは、旺季さまのためですよね。まぁ、晏樹さまの場合「ぼくのためだよ」って言いそうですが。

彼の愛情はちょっと幼少期から歪んでるから仕方ないですね。母親を桃と引き換えに殺してるわりに愛情たっぷりにいとおしんでる場面は、怖くて美しくて、でもなんだか子供特有の純粋さもみえて、不思議な感覚でした。

歪んでいるようで、素直じゃないようで、でもなんだか純粋な部分がある彼らが、私は好きです。

黎深夫妻の子供について

ちらっと書きましたが、私はとにかく百合姫が好きなんです。

ボクっ娘に目覚めたのは百合姫が原因だと思っています。ていうかそう。

外伝でしかほとんど出番ないみたいなものだったのに、ここまで萌えたのはすごい。黎深より鳳珠さまとくっついたほうがきっと苦労は少なく幸せになれたと想うんですけど。でも「しかたないな、いっしょにいてあげる」って黎深を選んだのがいい。

そんな黎深夫妻に結局子供が出来たのか、

そこちょっと気になりますね。

他に子供がいたような描写はなかったはずなので、第一子になると思うんですが。

黎深も養子・絳攸に愛情は注いではいましたがなにぶんわかりにくかったですからね。ちゃんと子育てできるのか、、、また百合姫の負担が、、、

キャラクターのその後について

そんで『骸骨を乞う』の書き下ろしで二度見した部分。

絳攸、子供おるん!!???

清雅まで!!???

あの清雅が!!???

ここ。まじでここ。

え、描かれないの???いや、まあ、本編完結したからね。描かれないだろけどね。

絳攸も清雅も、熱量は違えど大の女嫌いでした。絳攸はなんとかすれば改善できたかもしれないですけど(秀麗との見合話あったくらいだし)、清雅にいたっては「女という生き物を根本的に信用していない」キャラでした。

そんな二人が???息子????えええええ!!!!

ま、まあ、絳攸はワンチャン養子かもしれないですよね。自分がそうだったし。

でも清雅、、、え、おま、清雅、、、秀麗をして「蛾に改名すればいーのよ!!!」って言われたあの性悪、、、???

陸家の血を継ぐためだったらそりゃなんでもしそうだけど、でも秀麗以外の女性を認めるってことしなそう。ちょっと願望込ですけども。

ていうか、清雅の話がもう少し読んでみたかったんですよね。過去話とか。ちょっとほのめかされた妹さんの話とか。

彩雲国物語はそういう「過去話気になるけど描かれないキャラ」もいて残念ですね、、、葵長官とか。悠舜と晏樹さまに比べると少ないですよね?

想像の余地があるっていうのは、「終わりの寂しさ」を紛らわせるためにはいいのかもしれないですけどね。

小説『彩雲国物語』ネタバレ感想まとめ:結局好きでした

彩雲国物語、読み始めたときにはほぼ後半だったので、追いかけた年数は少なめなんですけど、大好きでした。

重さが好きなんですよね。ずっしり残って行く感じ。

雪乃紗衣先生の苦しさが伝わるとこもあった、と書きましたが、単行本『骸骨を乞う』の帯には、「鬼才・雪乃紗衣」と書かれていて、本当にそうだなと思います。

だってこれデビュー作ですからね。どんな新人だ

苦しさを心に残すあの感覚をして「鬼才」と評したなら、なんて重たい賛辞でしょうか。

ちょっと本棚のスペースの関係で今手元にないんですけど、また読みたいですね。

せっかくだからちょっと改稿されているらしい角川文庫版買おうかな、、、

それでは今日はここまでで。

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(※アニメ化されているのは原作の途中までです)

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