(記事内の画像はゲーム「薄桜鬼」シリーズより引用しており、権利はアイディアファクトリーに帰属します)
こんにちは、有原みづきです。
今日は、「薄桜鬼 真改」のレビューをしたいと思います!
私は薄桜鬼シリーズを8年間愛してきました。
無印から始まり、随想録(ファンディスク)、遊戯録(ミニゲーム)、黎明録(前日譚)をプレイし、設定資料集をページが外れかけるほど読み返してまいりました。
そんな私が、今回薄桜鬼リメイク版の「真改」についてレビューしたいと思います!

無印時代との違いを書いていくね!
薄桜鬼 真改 とは

真改とは、薄桜鬼のリメイク作品です。
ファンディスクである「随想録」、前日譚である「黎明録」を前提として再構築された物語です。
また、薄桜鬼作品をより深く味わうための新しいキャラクターも追加されています。

薄桜鬼の豪華フルコースって感じです!
前半が風の章、後半が華の章として構成されています。
薄桜鬼真改と無印との違い
それでは、リメイク版の真改と、無印との違いをみていきましょう。
攻略キャラクターの増加!サブキャラも攻略可能へ
まずいちばんの目玉はこちら!
攻略キャラクターの増加です。
新キャラとして伊庭八郎、相馬主計、坂本龍馬が追加されました。
さらに人気キャラだったサブキャラ・山南敬助・山崎烝・永倉新八も攻略可能に。

サブキャラの攻略は待ち望んでいた方も
多いのでは!?
既存の攻略キャラクターも含めると、総勢12名の大ボリューム!
さすがvitaソフトをもってして前後編に分けただけありますね。
衣装も一新!羽織は2種類
さらに衣装も一新されました。
例えばこちら、夕飯のシーン。

三馬鹿もとい、原田左之助、藤堂平助、永倉新八の衣装の色が無印とちょっと違うのがおわかり頂けるでしょうか?
これは前日譚である「黎明録」に起因しています。
「黎明録」は新選組がまだ新選組でなかったころのお話です。もちろんお金もありません。
そんなときと、地位を認められてお金のある「薄桜鬼」時代。

服装が同じって、ちょっと不自然じゃない?
、、、ってことですね。
かといって、薄桜鬼は乙女ゲーム。メインであるイケメンのキャラクターたちの衣装に継ぎ接ぎ当てるわけにいきません。
そんなわけで、相対的に「真改」の衣装はちょっと豪華になったんですね。
新選組の羽織も、以前の浅葱色と白黒の2種類になっています。
無印を知っているファンからすれば、立ち絵のシーンはかなりの違いを感じられますよ!
原画家が変更
次はこちら。原画家、イラストレーターの変更です。
薄桜鬼といえば、迫力と色気と凛々しさを巧みに表現するイラストレーター・カズキヨネさん!薄桜鬼でカズキヨネさんを知った、という方も多いのではないでしょうか。

私もそのひとりです!
カズキヨネさんはまじで神絵師!!
ですが残念ながら、カズキヨネさんは真改の制作には加わっていません。
なので、無印からあるイラストの原画はカズキヨネさん。
そのほか、真改から加わったイラストの原画は四季咲組さんという方が担当しています。
違いはこんな感じ。

これがカズキヨネさん。

これが四季咲組さんです。
、、、かなり近い画風であることがわかりますね。真改から入った人には見分けがつかないかもしれません。

私はカズキヨネさんが大好きすぎるので、
ちがうやつが目立ってしまいますが、、、
まあ、無印から8年愛し続けてきたわけですからね。無理もない。
無印時代からのファンには「違う、、、」と思ってしまうところもあるかもです。
主人公のデフォルト名が音声付きに!
さてさて、これは地味に嬉しい人も多いのではないでしょうか。
薄桜鬼のヒロイン・雪村千鶴ちゃん。
無印時代は「千鶴」部分がセリフの中では無音だったわけですが、ついに音声付きになりました!
デフォルト設定のままだと、キャラクターに呼んでもらえます!!

緊迫した場面で無音だと萎えたから、
めっちゃ嬉しかったです!
乙女ゲームの仕様上仕方ないことだとはわかっていますが、それでも「セリフの中で急に無音になる」のが私は違和感ありまくりだったんですよね。
だからこの変化にはとても喜びました。
薄桜鬼真改をやってみての感想【ネタバレ有】
それでは、感想にいってみたいと思います。昇格組と新キャラ組を書いていきますね!
ネタバレあるのでいやなひとは退避しましょう!
昇格組【山南、山崎、永倉】
待ちに待った昇格組!
山南さん
山南さんは土方ルートと藤堂ルートでかなり扱いが違うので、どうなるのかなーと思ったら裏切り(?)。しかし千鶴ちゃんは信じぬく、という感じ。
山南さんってすごいオトナじゃないですか。声の感じも。だから恋愛モードに入れんのかなと思ってたらすごい色気放ってくるんですよ。吸血シーンの吐息のエロさは随一なのではないでしょうか。
血吸ってるときに名前呼ぶなよおおおお腰くだけるわ!!!
私は薫くんが大好きなので、山南さんのルートで薫くんがめっちゃ出てきたことに歓喜してました。
最後海外出張エンドだったことにはびっくりしましたね。(言い方)
あの山南さんが千鶴ちゃんに甘えてる、、、!本当に攻略キャラクターになったんだなと思いました。感慨深い。
山崎くん
山崎くんは自分のルートでのみ生き残ります。羅刹となったことで。
山崎くんは羅刹になるとスピードタイプでした。風間も疾さに圧倒されます。さすが忍者!笑
随想録を見てて「ルートほっしいいい」と思ってたので、初回にやりました。山崎くんルートだよ、、、すご、、、
山崎くんの見どころはバッドエンド、および悲恋エンドだと思います!彼は沖田さんの次に悲恋要素に力を入れたキャラクターだと思うんですよ!なんてったってスチルありますからね!

千鶴ちゃんもろとも敵に撃たれる
シーン、最高だった、、、!
基本的に、薄桜鬼真改は恋仲になれるのは後編の華ノ章なんですけど、山崎くんは風ノ章のバッドエンドでちょっと気持ちを覗かせてくれるんです!!!
ずっと「雪村くん」呼びだったのに、事切れる間際、「千鶴」って苦しげに呼ぶんですよ!エモ!!!最高ですね!!!(荒ぶる悲恋好き)
町中の吸血シーンでがっつく山崎くんはとても色っぽかったです。千鶴ちゃんもドキドキしてるけどあれ若干ハラハラ寄りですよね。町中だもんね
エンディングでお医者になってる山崎くん、ちょっともみあげ伸びたせいで文ストのあのひとに似てて吹きました。ごめん山崎くん
黎明録をやってるとより楽しめるキャラです。
永倉さん
新八っつぁん!!一番「どうなるのこのひと!」とワクワクしたキャラです。
だって色恋に疎そうだし、そのうえ羅刹化も絶対しないから生身の体で勝てるかどうかって人じゃないですか!
って思ってたんですけど。

羅刹化したーーーーーーーーーー!!!
いいやいやいやいや。
新八っつぁんは羅刹化しちゃいけないキャラじゃないですか!
プロデューサーも設定資料集で書いてるじゃないですか!生身の体で一番人を殺せるひとだって!
でも羅刹化しちゃいました。羅刹化するときの源さんには泣いたし、ああこの流れなら仕方ないかなと思いましたが、それでもやっぱり羅刹化してほしくなかった、、、
新八っつぁんは一番ストーリーに納得できないひとでした。
彼も羅刹のことで悩むんですけど、「え、それ随想録で貴方が千鶴ちゃんに言ったことじゃない?」ってことを千鶴ちゃんが言うんですよ。そんで千鶴ちゃんが悩んでいたことで新八っつぁんが悩んでいる印象。
「支える」という場面を出したかったから仕方ないのかな、、、でも納得できない、、、
でも色恋に疎いぶん、千鶴ちゃんをストレートに褒めてるところは可愛かったです。
新キャラ組
それでは新キャラ組にいってみます。
伊庭八郎
彼にはヤンデレを期待していたのですが、最初から最後まで「爽やか好青年」でした。
いや、途中、色っぽく迫ってくるところはあるんですけども。でも彼の自我は基本そこでぶれませんでした。
なぜヤンデレを期待したかって、友人が「伊庭くんは史実だと毒で自殺するんだよ!」とウキウキに教えてくれたからです。
しかし毒で自殺エンドはバッドエンドにはありませんでした。どんなことになるかなと勝手に想像膨らませていた私が悪いんですが、ちょっとがっかり。
彼のルートは、薄桜鬼と同じプロデューサーの別ゲーム・「十鬼の絆」をやっているとより楽しめると言うか、そこありきだな、と分かる感じでした。千姫が「鬼の姫」って感じでかっこよかったです。
でも十鬼の絆は移植してないからなぁ、、、できないんだよなぁ、、、
相馬主計
彼は声帯が梶裕貴で、そんで私の直近の梶裕貴が「腹黒ドS好青年」(ノルンノネットの結賀駆です)だったために、

いや、絶対途中で本性現すやろ
と、勝手に深読みしたせいであらぬ嫌疑をかけられていましたが、相馬くんはひたすらに良い子でした。
華ノ章で一番青春してたのこの子じゃないかな。スクールラブコメかな?ってくらいのとこありましたよ。
千鶴ちゃんの後輩ということで入隊した子なんですけど、千鶴ちゃんを最初頑なに男だと信じてるんです。あんなに可愛いのにねw
「雪村先輩が女なわけないだろ!!」と性別を疑う隊士に激怒することもあります。
天然wwww可愛いwww
でも千鶴ちゃん触りながら「もっと鍛えないと、、、これではまるでおなご、、、」とかなんとか言ってたんだから気づきそうなものですけど。でも彼は言われるまでまったく気づきません。
欲を言えば、もうちょっと「男性だと思っているからこそのすれ違い」が欲しかったなと思いますね。それこそラブコメかな?みたいな。
まぁでもやりすぎると薄桜鬼のシリアスな空気を壊すかも知れませんもんね、、、
それとも知らないだけで遊戯録参とかにあるのかな?
坂本龍馬
彼は、、、ちょっと原田左之助を思わせる、グイグイ来るタイプです。女慣れしてますねえ。
大好きな薫くんがラスボス担当ルートなので頑張ってやったんですけど、ちょっと坂本龍馬さんには納得できないところがあって。
彼は、スピンオフ作品である裏語薄桜鬼に出てるんですよね。攻略キャラクターとして。
これは、倒幕側から見た薄桜鬼の世界です。
なので、「if」の物語です、と公式ホームページにも書いてあるんですけど、、、
ここで、坂本龍馬は梢ちゃんっていう可愛いヒロインと結ばれているわけなんですよ。(しかも声優は早見沙織さん!)

よそに嫁がいるのに、
千鶴ちゃんにも手を出すんか!!??

いや、だってこれパラレルワールドなんじゃないの……??

手を!!!!!
出すんか!!!?????
……理屈はわかっていても、納得できないことがある。
だって薄桜鬼のキャラクターが、別世界線だからって千鶴ちゃんとは別ヒロインと結ばれてたら「違う、、、!」って思いませんか???私は思う、、、
そんなわけで、彼はちょっと最後まで苦手なままでした。あと彼のルートには「女性をためらいなく殴る」というキャラクターが出るんで、それもあって苦手意識が。
キャラクターそのものは非常に魅力的ですよ。小野Dの土佐弁最高です。
あとここでの薫くんの死に様が最高に素敵ゲフンゲフンすみません薫くんファンなもので、、、
上記の感覚を飲み込める人には、普通に楽しめるルートだと思います。
ただこのルートの平川さんこええ、、、穏やかなキャラのイメージ強いから、、、
まとめ:薄桜鬼真改、無印とは違った魅力
というわけで、薄桜鬼真改には、無印とはまた違った魅力があると思います。
なにせ前日譚・ファンディスクありきでストーリーを再構築してますからね!
ああ、このお話こういう感じにできるんだ、こうくるかあ!みたいな。既存キャラのルートでも飽きずにプレイできます。
ただ、無印を深く熱く愛しすぎたあまりに、違う点が悲しく映ってしまうところも、まぁ、あります。

たとえば、斎藤さんのルート。
最後の名前呼びのところ、変わってしまったんですよね、、、
斎藤さんが千鶴ちゃんを最後まで「雪村」呼びするからこそ変えたんだと思うんですけど、あそこめっちゃくちゃ可愛くて萌えたんで、残念でした、、、
でも、変わったからこそ「すごい!!今までのゲームのストーリーが全部活きてる!!」という感動もあるので!

気になる方はぜひ一度プレイしてみましょ~~!!
それでは今日はここまで!!
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