今日は私の好きな乙女ゲーム・「ノルンノネット」について語ります。
アニメ化し、FDも二本出て、Switch移植もされている人気作品です!
そしてそして、私がこのゲームで一番すきなのが、主人公のシステムなのです。
ノルンノネットの主人公には、顔グラフィックがついていて、
(ふつうの乙女ゲームは通常の画面内に主人公が映らないんですね。イベントスチルのみが多いです)
そしてなんとフルボイスなのです!!
ノルンノネットのストーリー紹介
【ストーリー】
社会見学をしていた小学生・鈴原空汰は、美しい歌に連れ去られ、「タイショウ時代」に飛ばされてしまいます。
そこで出会ったのは、異能を操る3人の少女と9人の若者。
彼らは「世界」に命じられ、空飛ぶ船で旅をしていました。
旅の目的はなんなのか、誰も詳しいことはわかりません。
有力なのは、「能力者を各国に振り分けて武力のパワーバランスを保つ」というものでした。
自分たちは戦争の道具になるのか?不安を抱えながら、彼らはそれでも旅をします。
終わりのある旅。敵になるかもしれない友人。そして別れのみえる恋。
「それでも人は、一人ではいられない」
物語は、現代に生きる小学生・鈴原空汰が「タイショウ時代」に飛んでしまうところから始まります。
世界観の説明パートが終わったら、三人の主人公にストーリーをバトンタッチ。
ここから本章が始まるのです。
主人公は一人につき三人の攻略対象がいて、本章が始まる前に主人公を選び、主人公別プロローグが終わったら攻略対象を選ぶシステムです。
従来の乙女ゲームのように、好感度を上げて各キャラクターのルートに入るシステムではないので、共通ルートが短めのぶんより濃いストーリーが楽しめます。
それでは、主人公別にそのストーリーと魅力を解説いたしましょう!!
こはるちゃんは孤独に慣れすぎてて泣く
桃色の髪が可愛らしい、純粋で礼儀正しい少女・こはるちゃんです。
メインで扱われることが多めですね
声もめっちゃ可愛いです。
ゲームを貸した友達は「声、高くない?」って言ってましたけど、私はこはるちゃんの声大好きです。
絵本とか読み聞かせしてくれたらマイナスイオンで寝付ける気がする。
いやどうだろう、萌えすぎて目冴えるかも。
こはるちゃん、というのは実は本名ではありません。
こはるちゃんは、仲間内のなかで最も強力な能力・「炎を操る力」を持っていて、それを周囲に恐れられ、一人丘の上で暮らしていました。
あまりに孤独に慣れすぎたこはるちゃんは、人に名前を呼ばれずにいたために名前を忘れてしまいます。
「こはる」という名前は、かつて彼女に優しくしてくれた「旅人さん」がつけてくれた名前なのです。
天然系ヒロインが嫌いな人には合わないかもしれないけど、私もそういうヒロイン嫌いになること多いんですけど、(無邪気に人を傷つけることもあるから…)
でもでも、こはるちゃんはとっっっっても可愛いんです!!
天然で世間知らず、というバックボーンがしっかりしてるかもしれないからですね。
だってずっと独りでいたんですよ、この子。
これが普通に周囲に愛されて育って、普通に人間社会で生きている子が天然で世間知らずだと苛つくのかもしれないけど、この子の場合はなるべくしてなった天然ですからね。
それでもいつか誰かといっしょにいたい、という理由で、
希望を捨てずに、マナー本を熟読している……なんとも泣けます。
名前を忘れるほどの孤独、となると、必然的に独りで考え込む時間が多くなるのではないかと思うんですが、こはるちゃんに鬱々としたところはありません。
本当に孤独に慣れきっていて、「寂しい」という感情すら忘れているからなのです。
そんな彼女が友情を知り、恋を知り、色んな感情に戸惑いながら成長していくさまは、本当に感動します。泣けます。
こはるちゃんのルートで一番すきなのが、私は千里ルートですね。
千里くんはネガティブ思考で人嫌いの美少年なんですけど、そんな彼がこはるちゃんに絆されていくところがもーほんとに可愛い。
この二人並んでるだけでかわいいんですよ。
くっついてたらもっと可愛い。
あとなにげにこのカップリングだけ男性キャラクターが年下という組み合わせなんですよね。
いっこちがいですけど。
年上のあなたに追いつきたくて!
がんばる千里くんがいとおしく!
そんな千里くんが可愛くて大好きなこはるちゃんが可愛い!!
結論としては、こはるちゃんは天使です。
この子は汚れた地上に遣わされた天使なのです……(過激派)
一見守ってあげたい女の子ですよね。
でも能力的にはまるでその必要がない最強な女の子であり、母性が強く精神的にも安定しているところがあり(って本に書いてあった)、守られるのはいつもこちら側、というのがポイントです。
不知火七海ちゃんは最推し!かわいい!
それでは最推しの七海ちゃんについていってみましょう!!
藤色の髪がふわふわと揺れる、人形のように美しい少女・七海ちゃん。
基本的に序盤は無表情でクールなので、声も低温な感じです。
だがそこがいい!
七海ちゃんの能力は「記憶を消す」こと。
代々続く忍びの家系である七海ちゃんは、家の裏稼業として、人の記憶を消す仕事をさせられていました。
幼い頃はそれを「いいこと」だと教えられていましたが、とある事件により己の能力の恐ろしさを自覚し、心底嫌うようになります。
使いたくないと思いながらも、家の命令に逆らえなかった自分の弱さも嫌っています。
三人の主人公のなかでは
一番心根が暗いかも
しれませんね。
そんで、三人の主人公のなかで一番心に傷を抱えているのも七海ちゃんだと思うんですよ。
後述する深琴ちゃんは公家のお嬢様として大事に育てられてきたし、こはるちゃんは想像を絶する孤独な生活を送ってきたものの、人といっしょにいた記憶も孤独すぎて忘れているので、自分の心に傷がついていることを自覚していません。
しかし七海ちゃんは、家族の温もりを知らず育ち、一族に「道具」として扱われ、己の能力を忌み嫌い、自分の弱さを責めています。
そのせいで暗く、卑屈な性格になってしまったかもしれないけど、彼女は優しい心は忘れずに育ちました。
傷ついてきたぶん、人の心の機微に敏い、とても優しい女の子なのです。
相手のために自己犠牲をいとわないところが、年相応の危うさもあります。
彼女は忍びの家系ということもあって、戦闘訓練も受けていますし、クナイも常備していますし、脚も早いし、気配を消すのもうまい。
主人公のなかで、日常生活でイレギュラーな事態にあったとき、生き抜けるのはたぶん七海ちゃんですね。
でも、自分が犯してきた罪の重さに怯え、いつか贖罪のときがくると、幸せを諦めきっている彼女は、そっと抱きしめたくなる弱さをもっています。
作中でもでてきますが、雪のような淡さを持っているんですよね。
でも、雪とちがうのは、七海ちゃんは暖めてあげないと溶けて消えてしまうところです。
もうね、「自分は優しくされるべき人間ではない」と信じ切っているからね、
優しくされて戸惑う七海ちゃんはめちゃくちゃに可愛いんですよ!
友達になって、
めためたに
甘やかしてあげたい!!
過酷な状況でもヒステリーにならずにクールな彼女がすき。
恋に戸惑ってクールじゃなくなる彼女がすき。
とにかく可愛い。
よく考えて動く冷静さと、人馴れしてない小動物のようなギャップがもう、いとおしいんです。
美味しいものいっぱいお食べ……
七海ちゃんのルートで一番すきなのが、暁人ルートです。
見た目は典型的ツンデレ不良タイプですけど、実は料理上手で母性、というか兄性の強い面倒見のよい子です。
このルートのテーマは「罪と罰の取引」。
テーマの意味が
わかったときは
心臓がヒュンてしました。
七海ちゃん……!!七海ちゃん……!!ってなります。
もう、言葉に出来ない。
自分の罪の象徴である人を好きになってしまう七海ちゃんの苦しさは、せつないけどとても美しいです。
わたしの大好きな「悲しい恋」です。
もう何言ってもネタバレでしかない。
もうね、お互い理性では「相手に惹かれてはならない」と思ってるんですけど、それでも愛してしまう様は!萌えずには!いられない!!
キャラクターの能力によって、「夢」にひきずりこまれた七海ちゃんが、偽物の暁人に罵られ、首を絞められてしまうシーンがあるんです。
このときの七海ちゃんは、とてもせつないです。
苦しくて苦しくて、見てる私が泣いてしまいました
ゲームであんなに号泣したの……初めてだよ……
罪人である自分には当然の報いと思っている七海ちゃんは、抵抗しません。
もおおおこの子まだ15なんですよ!
15の子が自分の死を当然のものとして受け入れるくらい、自分を責めているんですよ!
絶対苦しいはずなのに、それでも抵抗しないんですよ!
諦めて受け入れるんですよ!
こんなん泣かずに……っっ泣かずにいれるか……っっ
そこに助けに現れるのが本物の暁人なんですけど、このときに七海ちゃんは
「私、なんて都合のいい夢をみてるんだろう」「あなたが、助けてくれるなんて」
ってつぶやくんです。
暁人もびっくり。わたし嗚咽。
うわあああああん。゚(゚´Д`゚)゚。
七海ちゃんんんんんんん!!!!
今までどれだけ自分を責めてきたんだい!!!
死をすくわれることが「都合のいい」ことだなんて思ってしまうほど、どれだけ自分を……っっ
自分を……っっ
もういいんだよ、君を利用する一族はここにいないんだよ、
そんなに自分を責めなくていいんだよおおおお。
暁人と七海ちゃんが、お互いにお互いを許しあう物語はとても素敵です。
もうなんか全部すくわれた気がします。
よかったね!!!
結論としては、七海ちゃんは雪の妖精です。
大事に大事に守らなければいけない存在なのです。
久我深琴ちゃんはツンデレ美少女!強くて弱い
最後は主人公最年長(といっても18か17だけど)の、深琴ちゃんです。
公式設定で「美少女」と明記されている、公認美少女です。
艷やかな黒髪ロングがお嬢様らしいですね
公家のお嬢様で、「結界」の能力を持つ巫女さまとして大事に大事に育てられてきました。
男性との接触も、兄や幼馴染の朔也としかなかったため、船での暮らしにはたぶん一番苦労しています。
本人の性格は高飛車。
船で暮らす仲間を
下々と称するなど、
最初はけっこう
びっくりする発言をします。
敵に襲撃されて深琴ちゃんの身を心配するこはるちゃんに対し、「私を心配するなんて、まったく意味のないことよ!」と切り捨てたときは「この子、好きになれるかしら……」と心配になったもんです。
ですが、この子のルートに入ると、普通に良い子です。
女子組のなかでは一番年上なんだから、私がしっかりしなきゃ、という気合がちょっと高飛車方向にシフトしてしまっただけなんですね。
(元々気位が高いのか素直になれない一面はあるんですけども。)
ツンデレヒロインです。
面倒見がよく、優しく、努力家で、真面目な女の子です。
まっとうに
育てられてきたんだな、
というまっすぐさがあります。
でも実は、元々は能力の適正値はあまり高くなく、今の「要人警護もするほどの結界の使い手」になった深琴ちゃんは、努力の果てになった姿なんですね。
それもこれも、「大事な子を守って死ぬ」という未来を視てしまった朔也を守るため。
最年長ヒロインですけど、たぶん一番精神が安定してないですね。
雷やオバケが怖いし、けっこうすぐに取り乱します。
でもがんばって虚勢をはってるところが
めちゃくちゃ可愛い
深琴ちゃんのルートはですね、すごーく難しいんですよ。
なぜなら、彼女を彼女たらしめる要素が綺麗にばらけてるんです。
朔也、一月、夏彦。
これが彼女の攻略対象なんですけど、
- 朔也……深琴ちゃんの努力と強さを肯定する役割。
- 一月……深琴ちゃんの弱さを肯定する役割。
- 夏彦……能力と世界観を合致させるための鍵。
なんかもう、どれかが欠けたら深琴ちゃんの魅力を最大限に語れない、みたいな、絶妙なバランスで出来てるんですよね。
だから仕方無いのかもしれないけど、アニメのノルンノネットは辛かったなぁ……
ええ、これじゃ深琴ちゃん軽い子じゃん……って引いてました。
だって全然そんなこと
ないのに。
一途な女の子なのに!
バランスをとって全員に見せ場を作ろうとした結果、深琴ちゃんがあっちこっちにフラフラしてるようになっちゃったんですよね。これは辛い。
原作ゲームだと、朔也か一月をクリアしないと夏彦がプレイできない仕様なので、バランス良かったんですけどね。
乙女ゲームのアニメ化特有の悲しい事態です。
主人公がフラフラに見えるやつ。主人公そんな子じゃねえからああああ!!
どうせだったらもう、朔也との幼少期見せたらすぐに船から突き落とせばよかったのにと思います
一月には申し訳ないけど、ヒロインが尻軽に見えるくらいならキャラクターの見せ場を消してくれって思う人間なので。
この子は守ってあげなきゃ、と思ってたら本当に守ってあげないといけない女の子です。
結界という能力があるので、物理攻撃はきかないんですけどね。
でもある意味一番乙女ゲームのヒロインらしいのかなと思います。
ノルンノネットの主人公は女神まとめ
以上、ノルンノネットの主人公の可愛さについて語ってみました。愛が文字数に如実に現れていますね。まあ仕方ない。
本当に、この主人公システムを採用したスタッフのかたには心から敬意を表したい!!
まじみんな可愛い!!
FDで男性キャラクター目線で見るモードがあるんですけど、もうギャルゲーのような感じになってます。
だってみんな可愛すぎて。
たぶんこの記事を読んでる方はノルンノネットユーザーだと思いますが、もしやってない方がいたら早急にプレイしていただきたい!
スマホでもできるから!序盤はたしか無料のはずだから!!やろう!!面白いから!!
あ、でも、アニメから入ると世界観がちょっとわかりにくいかもしれないので、
まずはゲームから。ゲームからおねがいします。
3日くらいかけて書いた記事でした。はーーーたくさんかけて満足です。
それでは今日はここまでで。
↑無印とFDの両方が入ってます。
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